先日壊れて動かなかった物が、たまたま電源を入れたら直ってました。もう大丈夫☺︎
そんな事柄 結構良くありますが、ワタクシ 原因が分からず直るのが一番良く無い派でございます。
世の中そんなに上手く出来ていない訳で そんな摩訶不思議には付き合って入られません。
ブッタの漫画のゴータマも世の中の事柄に全て原因があると仰っていますね。
壊れている物を直すというのは原因を見るという事で お代をもらうからにはできる限りの可能性を考えます。
ダブルアールエル レザーオールソール修理
ハーフレザーミッドソール交換 トライアンフスチール＋キャッツポウヒール カウンター補強
そんなに履いていなく状態の綺麗な ブーツです。オールソールまでする必要は無いのですが、気になる部分があるという事でソール交換いたしました。
踵回りのソールとアッパーの間が完全に裂けて表と裏がコンニチハしている状態です。通常は表革 芯材 裏側と何層にもなっているので簡単に裂けるはずのない 箇所です。部分的に補修するにしてもこの状態だと何故裂けているのか確認できませんし、修理内容が限られてしまう為 今回はソールを外して根本的に直す方法になりました。
原因としてカウンターの芯材と裏地のライニングが短く僅かにしか釣り込まれていない状態でした。
表皮だけでソールを支えている状態で生産の段階でのミスでしたが、新しく表革、カウンター、ライニングを作り裂けている部分を隠し強度を持たせています。
↑ 吊り込む本来これぐらい素材が入り込みます。ここからは通常のオールソールです。
元と同じ仕様が希望でしたので同様のオールソール加工をしました。
なるべく雰囲気の近い革を選び 大きくカウンターをカバーしています。
どんな靴も大体 人の手で作っていますからこういう事は有ります。だからそこから直す事は特別な事ではないです。
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