中底とは足裏に当る板のことで副資材としては靴としてもはき心地としても、一番重要なパーツとなります。
汗を吸ってくれたり足指の動きが有る為、反り上がったりヒビが入ったりします。
ダイレクトに足当たりに影響があります。
今回は反りが出てサイズがキツイということでオールソールの際に交換しました。
交換の際さらにウェルトの交換必要かと言えば、状態が良ければそのまま使うことも可能です。
出来れば一箇所の為に他の部分を交換するような事は勧めずに、無用に費用がかからない様に提案したいと思っています。
レッドウイング 8875 オールソール
中底の交換で一番難しいことは木型の底のアーチと元の形状の再現です。
木型底はカーブが掛かっているのですが、これを再現しないで新しい平らな中底をつけるとカーブがない分キツくなったりグッドイヤーの良さの踏み込みが無くなってしまいます。
今回はレッドウイングの木型を用意していたので靴製作時同様、癖付けしてから加工。
⬆︎癖付けは中底を濡らしてゴムチューブでグルグル巻きます。一日寝かしてそのあと中底型に合わせてカットします。
中底にアーチが付いているのが分かりますでしょうか。平らな中底だとこのアーチ分キツくなってしまいます。
705アンバーカラーにてオールソール
後ろまで縫われているウェルトの場合でヒールカーブを希望であればヒールのみカーブをつけます。
ボブソールではインソールが付いていませんがヒールのあるソールに変えた場合は裏から釘を打つので頭を隠す為インソールを勧めます。
中底の交換もオールソールの際問い合わせていただければ対応いたします。