イタリアのグッドイヤー製法って少ないんです。修理依頼が入るとまじまじ色々結構見ちゃいます。
グッドイヤーで作って生産コストを掛けるより、ブラックラピト製法とかマッケー製法でデザインに掛ける方が一般的ですね。イタリア手製だとウェルテッド製のイメージが強いんですが、それぐらいの靴はあまり流通がないですからイメージが偏ります。
プレミアータ Italy vibram2055 オールソール 修理
バリーの靴はグッドイヤー製法はほぼ皆無。これはグッドイヤーの珍しいラインのバリーです。
ただアウトソールはセメント製法で接着による取り付け。
スイスは薬品に厳しいらしくあまり効かない接着の弱さで剥がれていました。
アウトソールまで縫わないグッドイヤーは意義が有るか無いか悩みます。
バリー ダブルレザーオールソール
縫った糸目がオリジナル同様(オリジナルは縫ってませんので糸は見えないではなく無いのですが)
見えないようにヒドゥンチャネルにしています。 オリジナル同様かなり薄いですがダブルソールになっています。
うーんグッドイヤー製法の意義があるのか悩みます。思惑意義深し。
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