2014年11月16日日曜日

メンズ マッケイ製法 オールソール

どういった靴でも難易度は同じか と聞かれれば 靴の花形であるグッドイヤー製法より

マッケイ製法の方が突き詰めれば非常に難しい修理となります。

単純な製法だからこそ型崩れし痛み過ぎていたり、ウェルトを使わない作りで華奢な物が多いです。

メーカーの木型が有って そちらから本底型をとれば難易度が下がるのですが、

一修理屋に そうは靴屋が卸さない 訳で。

 

バーニーズ マッケイ製法 オールソール修理 レザーソール ヒドゥンチャネル仕様


4.5ミリのレザーを漉いたり削ったり起こしたり叩いたり、ロウ塗ったり コテ当てたりします。

加工対象はグッドイヤーは対ウェルトですが、マッケイは対ソールです。

こちらもグッドイヤーに見えてマッケイ製法 新しくイミテーションのウェルトをつけて作業します。

ウェルトがあるだけ同じマッケイでも作業しやすいです。

 

スエードチャッカ オールソール交換 レザーソール+ダミーウェルト交換

 

 

マッケイのような華奢な私が出来ることは、カイロを貼って冬をやり過ごすだけです。