2013年10月4日金曜日

Berluti ベルルッティ オールソール オールライニング交換

内側の革の痛みの原因はサイズ感が悪い場合に起こりやすく
緩くてもすれたり、キツくても当たったりそうならないように が難しいところです。
もちろんお手入れ具合や履く頻度も影響しますがサイズは大事です。
補修を部分的にするか全体的にするかになりますが、箇所が多い場合全部の交換の方が手っ取り早い事もあります。
内側の交換なので必然とオールソールにはなりますが、そこまで履いているとソールも減っているので
丁度良いわけです。
ソールは穴は空いていませんがひび割れて裂けておりました。
腰裏の革は一度補修されていました。

外すとわかりますが中底もひび割れて痛んでいます。
新しくパターンを取ってライニングだけ作り直します。
サイズ感が変わらないように前部分と後ろ部分では厚みの違う素材で細かいところは漉いて調整します。
木型を使って釣り込み 革の厚み分少し緩く中底と貼り合わせます。
中底を作りオールソール、ヒールの固定をします。

製法によって修理金額は違いますが10500円〜にて修理可能です。ライニング交換はオールソール前提となります。